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    ​2013/10/24 

     

    BASF、コンクリート混和剤技術で「上海タワー」建設に寄与 

     

    • 革新的なコンクリート混和剤技術が工期厳守に貢献
    • 基礎工事において、コンクリート打設の世界記録を樹立
    BASF(本社: ドイツルートヴィッヒスハーフェン)が提供したコンクリート混和剤技術によって建設された「上海タワー(上海中心大厦)」は、8月に上棟式を行いました。上海タワーは総工費22億ドルのプロジェクトで、上棟式の時点において中国で最も高く、世界でも第2位の高さを誇るビルです。

    「最後の棟木がビルの上に引き上げられたとき、またひとつの偉業が達成したと実感しました。」と、BASFグレーター・チャイナ本社の建設化学品ビジネス・マネジメント部門の代表であるビクター・チャンは述べています。上海タワーの建設初期段階において、最高気温が40度にもなる中、コンクリートを高さ580mまでポンプで垂直圧送するという、非常に困難な課題に直面しました。さらに、ビルの基礎工事では、合計60,000m3ものコンクリートの連続打設が必要でした。 「この2つの難しい課題を、建設段階の厳しい要求基準に従いながらも、滞りなく完了させたという事実が、BASFが上海タワー建設プロジェクトに提供した最先端のコンクリート混和剤技術の実力を証明しています」とチャンは述べています。

    上海タワーの建設工事では、厳しい建設工期を守りつつ、自己充填コンクリートのワーカビリティ(流動性)をコントロールし、1回の連続打設におけるコンクリート品質を確保する必要がありました。そのため、「sureTEC(シュアテック: 長時間流動性コントロール技術)」および「SDC(スマートダイナミックコンクリート: 新高流動技術)」のBASFのテクノロジーを組み合わせたコンクリート混和剤「Rheoplus®(レオプラス)325」が採用されました。この製品を使用することにより、ポンプで垂直圧送する際の、コンクリートの流動性と粘性の課題を克服することができました。またRheoplus®325は、2012年4月に行われた上海タワー基礎スラブにおける60,000m3のコンクリート連続打設の達成にも貢献しました。公共インフラにおいて、このコンクリート量と連続打設時間でのコンクリート打設はこれまでに例がなく、世界新記録となりました。さらに、BASFが開発したsureTECにより、上海の真夏、気温が40度にもなる中、4時間にわたりコンクリートの垂直圧送も可能となりました。

    125階建ての上海タワーは、2014年に竣工予定です。