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    硬化促進剤 ”マスターエックスシード 150 JP” プレキャスト製品製造におけるCO2削減を実現

    宮城県石巻市を拠点に生コンとプレキャストコンクリートの製造・販売を行なっている石菱コンクリート株式会社(小野秀一社長)は、1932年創業の歴史ある企業です。国連が掲げる「持続可能な開発目標」と地域経済と環境保全の取り組みに熱心な同社は、3R(Reduce, Reuse, Recycle)の理念を事業に取り入れ、生コン・プレキャストコンクリートの生産において、CO2排出量を削減するための研究を日々行っています。同社では、蒸気養生における重油の使用量を減らすことが、工場のCO2排出量削減に最も効果的であると考えていました。しかし、粉体混和剤を使用するにはサイロを設置する必要があり、生産レイアウトや設備が変わってしまいます。既存の生産工程を補完するために、別の混和剤ソリューションが必要でした。

    課題解決のソリューション


    ポゾリス ソリューションズは、新しく開発・発売した液体タイプの初期強度促進混和剤 「マスターエックスシード150 JP」 を用いてお客様が工場施設のレイアウトを変更することなく、コンクリート製品製造に使用できるよう提案いたしました。同社はこの新しい混和剤の評価試験を行い、マスターエックスシード 150 JPが蒸気養生にかかる所要時間を短縮するとともに、重油を使用しない場合の1日あたりのCO2排出量を1,570kg削減することを確認いたしました。

    マスターエックスシード 150 JP は 、JIS A 6204 「コンクリート用化学混和剤」 の硬化促進剤(I種)の規定に適合する液状製品です。主成分のカルシウムシリケート水和物(C-S-H)のナノ 粒子が種結晶として作用してセメントの水和反応を促進するメカニズムにより、コンクリートの凝結と初期強度発現性を向上します。コンクリートに高い早期強度発現性を付与し、蒸気養生温度を抑制することで、耐久性の高いコンクリート製品を製造することができます。

    成果

    • 試験期間中にプレキャストコンクリート製造における重油レス化に成功。
    • マスターエックスシード150JPを使用することで、蒸気養生温度の抑制効果により1,570Kg/日のCO2削減を達成。
    • 従来の製造工程では材料を含む製品化起源までに発生するCO2の17%を促進養生に使用する重油が占めていたが、マスターエックスシード150JPを使用することで促進養生が占める割合は2%までに削減できることを確認。
    • マスターエックスシード 150 JP を使用することで蒸気養生にかかる時間が削減され、労働時間の短縮と作業環境改善にもつながった。

    ​【ニュースリリース】​